客数は同じで、飲食店の売上アップ!メニュー表デザインのテクニック~構成編~
こんにちは!シンクガービッジ デザイナーのNAOYAです!
前回は、飲食店の売り上げを大きく左右するメニュー表のデザインテクニックとして、写真の使い方を紹介させていただきました。
前回記事はこちら
客数は同じで、飲食店の売上アップ!メニュー表デザインのテクニック~写真編~
今回は、売り上げを上げたいとお考えの飲食店経営者の方たちに向けて、メニュー表作りにおいて重要な「構成」のポイントをご紹介したいと思います。
こんな悩みをお持ちの飲食店にオススメの記事
・席数に限界があり、これ以上集客しても売上を伸ばせない
・メニュー注文数のバランスが悪い
・メニュー表が分かりにくいから変えたいと思っている
・店の名物メニューを注文させて満足度を上げたい
・アルバイトスタッフがお客様にメニューをオススメできない
CONTENTS:
-構成の基本-
メニュー構成のポイントとしては、注文を上手くコントロールことが最大の目的で、より沢山の注文をしていただけるように内容を考えます。
基本的には、「まずは乾杯用の飲み物」→「軽いおつまみ系」→「サラダや前菜」→「名物の肉料理」→「サブメニュー」→「締めの一品」といったように、お店でお客さんが注文する時の流れに沿った構成にします。
スムーズに注文してもらう為に、最初にすべき変更点となります。
それを踏まえて、メニュー表構成のコツをさらに詳しくご紹介します。
1「イントロダクションを設ける」
ただ商品名と価格が並んだだけのメニュー表よりも、どこにこだわっているのか、どんな人が作っているのがといった情報が分かるほうが、料理の価値は高まります。
例えば「母の作ったカレー」と「イチローの母の作ったカレー」、明らかに後者のほうが興味をそそられます。海外で修行をしたというシェフがいれば、それを伝えるのも店の価値を高める一つの方法です。
また、魚がおススメのお店では、獲れたての新鮮な魚の写真と一緒に、お店の想いを伝えればより信頼度は高まります。
このように、同じメニューでもそこにストーリーを持たせ、個性を出すことで付加価値をつけることができます。
2「カテゴリで分かりやすくまとめる」
注文率を上げるには、見やすいメニュー表であることが大切です。
お客様の求めるものを、カテゴリごとにまとめ整理してあげることで、迷う時間を短縮し、次の注文がスムーズにできるようになります。
①価格でまとめる
初めてのお店などで特に気になるのが価格。お客様は食べたい料理が本当にその対価に見合ったものなのか、写真や説明文と価格を比較し判断をします。
その際、価格順でまとめることで金額を重視しているお客様に、スムーズに決めて頂けるので注文数を上げることができます。
ワンコインで価格を統一しているお店が低価格でも売り上げを作れるのは、全て価格が分かっているという安心感から注文しやすく、通常よりも注文数が増える為です。
②商品の系統によって分ける
お客様は、失敗したくないという思いから、同じようなものを頼むこともあれば、その店の色んなものを食べたいという感情の人もいっらっしゃると思います。その時にも、似た商品はカテゴリーごとにまとめることで、迷いなく注文できます。
また、アルバイトスタッフがメニューを覚えられず、お客様にオススメできないといった場合でもメニューをまとめることで、おすすめしやすくなり、品切れしたメニューがあった際にも、希望の品に近い料理をご提案できればクレームの予防にも繋がります。
3「ランキングページで総合的に売り上げアップ」
人気メニューに順位付けをして、おすすめするランキングですが、活用の仕方次第で、メニューごとの注文数をコントロールしたり、店の看板メニューを広める上で重要なツールとなります。
①迷いを無くし注文数アップ
初めて来られたお客様は何を頼んでいいか分からず迷われます。
メニュー数が多い店は特に当てはまり、お酒で酔っていると、特に選ぶのが面倒くさくなるものです。それを順位付けて見せることで、注文するべきメニューが分かり、迷うストレスを解消してあげることができます。
②自信のあるメニューを注文していただき、満足度アップ
自分のお店の全メニューが他の店と比べて抜群にうまいと言い切れる店はそうないと思います。
ですが、一部のメニューで勝負をすれば勝てるといったものはあるのではないでしょうか?
個性を出し、そのお店で最も美味しいものを食べて頂く事ができれば、リピーターに繋がる可能性は増えます。
③原価率の良いメニューを入れ、利益率アップ
飲食店経営をされている方の永遠の悩みが、原価との闘い。
他店に負けないクオリティで美味しいものを提供しようと思うと、どうしても原価がかかってしまう。
魚介類などはその日の内に売り切らないと大きなロスに繋がるものだってあります。
その際、ランキングにバランスよく原価率の良いものを入れ込んだり、その日の内に売切りたいメニューを入れ込むことで、利益率はかなり改善されます。
つまり、それだけランキングは注文数を左右する重要な販促ツールということです。
是非活用してみてください。
これまで、売り上げが上げるメニュー表についてのご紹介をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
すぐにでも活用できそうなものもあったのではないでしょうか?
店の売り上げを決めるといっても過言ではない、メニュー表。
長いものでは数年使っているお店も多いかと思いますが、そんな長期的に使うものだからこそ、しっかりとした計画をもって戦略的なメニュー構成で売上アップを目指しましょう。