EC企業はOEMに挑戦すべき!他社との差別化で売上拡大!
think garbage デジタル事業部 溝口です。
今回は商品OEMに付いて書かせて頂きます。
ネット・リアル含め、物販を行っている企業様なら最近良く耳にする「OEM」という言葉。
皆様、意味を正しく理解していますか?
OEMとは企業がPB(プライベートブランド)となる商品をオリジナルで製造する事です。
年々、EC需要が高まるにつれ、関心も同時に高まってはいるものの、様々な壁にぶつかり、挫折してしまう企業様も多いです。
しかし、OEM商品を持てるというメリットは非常に大きいのも事実です。
1.OEMとは
OEM(Original Equipment Manufacturing)」商品とは商品の開発知識や、スキル、設備、ライセンスなどを持っている会社が開発した自社オリジナル商品の事です。
ざっくり簡単に説明すると、「売れている既存の商品を参考にして、その商品のスペックを上回るように、改良を加え、自社オリジナルブランド化する」事です。
2.OEM商品が必要な理由
OEM商品が必要な理由に付いては主に2つあります。
①同業他社との差別化
1つ目は「同業他社との差別化」です。他社と同じような商品を販売していると必ず巻き込まれるのが、価格競争です。価格を他社よりも低く設定するだけでは企業の成長は見込めず、価格競争から抜け出すことが出来ません。しかし、自社で作ったOEM商品がヒットすれば、十分な利益が見込め、価格競争から脱却し、企業をブランディングする事が可能です。
②顧客満足度の向上
2つ目は「顧客満足度の向上」です。消費者のニーズが多様化する現在は目玉商品だけで顧客の満足度を向上する事はおろか、維持する事すら難しくなっています。時代や、ユーザーのニーズに合わせてOEM商品のブランディング、企画、開発を行う事が必要です。顧客満足度の向上だけではすぐに会社の利益に繋がりませんが長い目で見ると会社の将来性、価値に関わる重要な問題です。
3.EC企業がOEM商品に挑戦すべき理由
商品OEMにはEC企業が注目する大きな理由があります。
それは、モール内での他社との圧倒的な差別化、自社商品のブランディングが行えることです。特に他社との競合が激化しているEC業界では、自社のオリジナル商品で売上を増加し、勝負していける事は強みになります。
4.メリット
商品のOEMにはメリット・デメリットが存在します。
具体的には以下の様な点を上げることが出来ます。
メリット①
・少ない投資でも自社オリジナルブランドの商品を作ることができる
OEM生産であれば、商品製造に必要な設備にかけるコストがありません。製造部分だけをアウトソースすると考えるとイメージが湧きやすくなります。
メリット②
・在庫リスクの低減
OEMを行ってくれる企業の多くは比較的小ロットの生産に対応が可能なので大量の在庫を抱えるリスクを低減する事が出来ます。
メリット③
・本業である「売る」事に専念可能
OEMを委託する事で製造に関わる経営資源、リソースを本来必要な「販売」に回す事が出来ます。特にEC業界はスピードが求められるので企画キャンペーン、マーケティング調査、顧客対応に専念する事が可能です。
5.最後に
今回は商品OEMのご紹介を行わせて頂きました。
OEMとは?メリットは何なのか?基本的な部分からご理解頂ければ幸いです。
商品のOEMになかなか踏み切れない方は、パッケージデザインから手がけてみる事もおすすめです。